潜むリスクを可視化して、Firebaseを安全に活用

Firebaseは、モバイルアプリやWebアプリの開発を効率化する「BaaS(Backend as a Service)」として、データベースや認証、ホスティングなど多様な機能をクラウド上で簡単に活用できます。開発スピードを加速し、インフラ管理の負担を軽減できるため、スタートアップから大規模サービスまで幅広く導入が進んでいます。しかし、セキュリティルールの設定不備やアクセス制御が不十分な場合には、第三者によるデータへの不正アクセスが行われる可能性があります。また、アプリケーションロジックの実装ミスによる意図せぬ情報漏えいや不正利用が発生する可能性もあります。
Firebase診断は、Cloud FirestoreやAuthenticationをはじめとする主要機能を対象に、セキュリティルールの妥当性やアプリケーションロジックの安全性を精査します。自動診断だけでは検知が難しい脆弱性についても、実際の攻撃手法を踏まえた手動診断を組み合わせることで、より実践的な視点から潜在的な脆弱性を特定し、お客様のFirebase環境のセキュリティレベルを向上させるための具体的な改善策を提案します。

診断結果は、具体的な改善策とともにレポートとしてご提供するため、開発チームは安心してサービスの改善に取り組むことが可能です。Firebaseを安全に活用し、ユーザーからの信頼を守るためにも、ぜひ一度当社までお気軽にご相談ください。
診断観点
利用機能 | 診断観点 |
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Authentication | 複数のIDプロバイダを統合する認証基盤サービスです。CSRF対策不足や自己サインアップの許可、メール確認必須設定の漏れ、弱いパスワード許可などの設定不備により、第三者が不正にアカウントを作成したり、他人のアカウントを乗っ取ったりする可能性がないか検証します。 |
FireStore / Realtime Database |
リアルタイム同期が可能なクラウド型データベースサービスです。Security Rules(アクセス制御ルール)の誤設定や入力値チェック漏れ、Anonymousユーザの許可、不要な範囲のデータ公開などにより、第三者が他人の情報や機微な情報を含むドキュメントを不正に閲覧・改ざん・削除する可能性がないかを検証します。 |
Cloud Storage | 画像や動画などのファイルを保存・配信するストレージサービスです。バケット公開設定やStorage Rules(アクセス制御ルール)の不備によって、意図しないファイル漏えいや第三者によるファイルの改ざん・不正アップロードが発生する可能性がないか検証します。 |